日本留学試験(EJU)とは

▼日本留学試験受験者数の推移

※2020年度第1回(6月実施)は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止

日本留学試験とは、日本の大学に入学を希望する留学生を対象とした共通試験です。大学等で必要とされる日本語能力や各科目の基礎学力を評価することを目的として、年に2回実施されます。受験者は、受験を希望する大学等の指定に基づき、科目を選択して受験します。

日本の大学の60%以上にあたる、国立大学78校、公立大学56校、私立大学345校の合計479校が入学選考にEJUの成績を利用しています(2023年1月現在)。特に国立大学では、ほぼ全ての大学がこのEJUの成績を利用していますので、万全の対策をして試験に臨みましょう。

試験実施時期  第1回:6月
 第2回:11月   ※受験回数の制限はなく、成績は2年間有効
試験実施地  日本国内:17都道府県
 日本国外:14カ国・地域の18都市
出題科目  日本語、理科、総合科目、数学 に分かれています。
 ※志望校が指定する科目を確認してください
 ※理科と総合科目を同時に選択することはできません
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日本語

日本語は、日本の大学等での勉学に対応できる日本語力(アカデミック・ジャパニーズ)を測定するテストです。読解・聴解・聴読解が400点満点、記述が50点満点で構成されています。
聴解・聴読解は音声を聞きながら解答する問題ですので、何度も繰り返し練習し、耳を慣らしておきましょう。


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総合科目

総合科目は、日本の高等学校で学習する「政治」「経済」を中心に、「地理」「歴史」の各分野から総合的に出題されるEJU独自の科目です。
総合科目は出題範囲が広いので、専用の参考書や問題集で効率よく学習しましょう。解答用紙はマークシート方式ですので、その形式にも慣れておきましょう。


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数学

数学の試験は、「コース1」と「コース2」があります。数学をそれほど必要としない学部や学科を受験する学生は「コース1」を、数学を高度に必要とする学部や学科を受験する学生は「コース2」を選択します(受験希望大学等の指定による)。特に「コース2」は出題範囲が広いので、頻出問題を効率よく学習するのがおすすめです。


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理科

理科は「物理」「化学」「生物」のうち2つの科目を選択します。試験時間は80分です。
2科目合計40問程度の問題を、80分で解答しないといけないため、素早く正解に辿り着くスピードが重要です。たくさんの問題に触れておきましょう。


日本留学試験(EJU)対策書籍一覧

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